金融占星術と未来予測

西洋占星術による未来予測とホロスコープの活用方法を考察しています

プログレスの移動で起きる心の変化

プログレスの太陽が移動すると考え方、感じ方が全く変わります。

世界の見え方が変わり、周りからは急に人が変わったかのように思われます。

月の移動も心情的にかなり変わるのですが、太陽ほどには強烈な変化はしないですね。とはいえ、2年程で移動し、どの星座も経験していくため、どの星座の時期も予想が付きます。

前の日記で私のプログレス移動の変化を書きましたが、この経験から考察するに、どのように変化するのか推測できるかと思います。

 

プログレスとは「一日一年法」という占い手法で、自分の誕生日から一日ごとに移動していく星座で運勢を占う方法です。

主に内面の変化を占いますが、自分のネイタルチャートと合わせると長期的な運気も見ることが可能です。

 

牡羊座→おうし座

あらゆるものに挑戦し、試し、自分探しをし、行動し続けてきた人生が、「そろそろ落ち着きたい」という気持ちに変わる。優美な趣味に変わり、お金に関心が向くようになる。ブランド品などが好きになる。

 

●おうし座→ふたご座

今の生活を維持しなければという気持ちからお金、モノ、安定を求め、より優雅で美しい生活にしようとし続けてきた気持ちが消え、目新しい物、新しい情報を追い求めるようになる。それまで集めた高価な品をあっさり手放したりするかも。

 

●ふたご座→かに座

目新しい情報、目新しい商品を探し、探求し続けていた生活から、家庭に関心が向く。家族との時間を何より最優先するようになる。

家族だけでなく、自分の属するグループ、会社、国などへの仲間意識が非常に強くなる。

仲間のために戦う、仲間のために生きるという感覚に変化する。そのため非常に保守的になる。

 

●かに座→しし座

家族、仲間、国の一員だからこその自分と言う感覚が消え、集団から一歩抜け出た存在になりたいと思い、そこから抜け出さないと自分の価値がない感覚になる。面倒見の良さは集団を引っ張りたい気持ちに変化。

輝かない自分は価値がないと思うようになり、目立つために努力する。

 

●しし座→おとめ座

目立ちたい気持ちが消え、人々のために働こうという気持ちになる。人々の助けになりたいと思うようになり、乱れたものを整えたい気持ちになるので綺麗好きになり、データを整理することや、メディカル面に関心が強くなる。医療だけでなく、自然破壊にも関心が強くなり、美化活動などを始めるかも。

 

おとめ座→天秤座

綺麗に整えることへの強い関心が消え、「調和」に重きを置くようになる。調和が大事で、調和を乱す人、調和を乱すものを整えようと努力する。自分の見た目も「人からどのようにみられるか」がとても重要なので、ファッション、美容に非常に関心が強くなる。目立つ服装ではなく、調和していて美しいということが大事。平均、調和するためには沢山の情報が必要なので様々な情報を集めずにいられない。

 

●てんびん座→さそり座

それまでの、表面的で調和しよう、バランスを取ろうとする気持ちが消え、物事の原因を深く探求しようとする。表層的な見方から深層的な見方に変わる。

物事の原因を考え続け、そのおおもとにある「生命」「お金」等に関心が向く。命を生み出す「性」への関心や「経済」に強くなる。

物事の問題の原因を見ているので問題解決に鋭く切り込める。

 

●さそり座→いて座

探索先が根の部分へ向かっていたものが、もっと広い世界にもあるのではないかと逆転する。世界のあらゆることへ関心がむかい、どこへでも飛び出す。海外、ネット、本など、何でも試さないではいられない。

その変化は陰気なキャラから真逆の能天気キャラへの変貌も。

緻密ではなくなり、失敗すると原因を自分なりに反省し、原因を探していたのが、笑ってすますようになるかも。

 

●いて座→山羊座

いて座時代には経験や情報をひたすら集めることに集中していたものが、成果を出さなければと考えるようになり、ち密にコツコツと辛抱して頑張るようになる。

お金より、まずは社会的地位に重きを置く。

成果を出さねばと常に追い立てられる感覚になるので、非常に働き者になり、非効率的なことをやめようとする。

 

山羊座水瓶座

社会的成功に価値を感じなくなる。コツコツと続ける努力から、全く別の成功の方法があるのではと思うようになる。そのために物事を一旦まっさらにして考え、自分なりに組みなおすようになる。まっさらにするのでモノも捨てる。新しい視点を探すために情報をかき集めたいので最新技術や最新情報、逆に古典や歴史など、様々な情報を集めずにはいられない。情報を集めるのに忙しいので引きこもりがちになる。

 

水瓶座うお座

自分独自の力に限界を感じ、無力感を持つ。守ってもらおうとする気持ちになる。一人になることが心細く寂しく、守ってくれそうな人や団体に入ろうとするので、より力強い相手に近づき、その相手に守ってもらうために我慢する。逆に自分を犠牲にして、組織の弱者を守ろうともする。犠牲的精神で、常に怯えている。

 

うお座牡羊座

怯えた気持ちが消え、自立しようとする。人がそばにいないと寂しかった気持ちがなくなり、逆に邪魔だと思うようになる。一人でも平気になり、人や組織のために我慢しなくなる。

怖い物なしの心情になり、何でも試してみたい、何でもやってみたい気持ちに変化するため、自分のことで忙しくなる。

 

この人、全然その星座らしくない。と感じることが良くあります。

多分プログレスが別の星座にあるためでしょう。

さそり座なのにすごく行動的で明るかったり、牡羊座なのに保守的で贅沢品が好きだったり。

星座の前期生まれだと20代から50代までプログレスは次の星座にあります。

中期生まれだと10代から40代。

後期生まれだと幼児期から30代。

次の星座にある時期は全く違う星座の人に見えますが、更にその次の星座に移動すると、誕生星座と似た星座に動くので、違和感が薄くなります。

 

例えば1940年2月6日水瓶座生まれのデヴィ夫人プログレスは16歳から46歳まではうお座にありました。

自分の意志でお嫁に行ったのではなく、見初められてというところがうお座的。

1970年スカルノ大統領死亡時はまだうお座にあり、第三夫人を失脚し、フランスに亡命しています。助けてくれる方や団体はいなかったということで、犠牲になったという感じ。その後複数の男性と恋愛を繰り返していますが、夫人の書かれている書籍を読むと、自分の好きな人に猛烈にアタックしていったというのではなく、好きになってくれる男性を愛するスタイルです。

私たちに馴染みの深い行動的なデヴィ夫人からは想像もできない受け身の人生です。

 

私たちが知っているデヴィ夫人はとても行動的でアグレッシブ。

47歳から77歳までは牡羊座に移動しています。

自分で事業を起こし、事業活動やボランティアなど、様々な活動を精力的にこなし、その年齢が信じられないほど様々なこと(70代でスカイダイビングするとか!)に挑戦されていた姿は、とても牡羊座的です。

80歳の現在はおうし座に入り、静かな安定した生活に入っているのではないでしょうか。

最近は本やブログの執筆など、落ち着いた印象になりました。うお座時代の経験から書籍を執筆されています。

 

星占いが自分になじまない場合、プログレスの影響は無視できません。

自分がこれまで大事にしていたことがいきなり色あせて見えたなら、プログレスの影響かもしれません。