近い星が恵まれている人は大人になりにくい
天体は太陽、月、水星、金星、火星を個人天体といい、
それより遠方の木星、土星、天王星、海王星、冥王星を外惑星とかトランスサタニアンと言います。
身近な人や有名人を調べると、個人天体が非常に恵まれている人と言うのは、若い頃に恩恵を受ける部分が恵まれていて、持って生まれた頭の良さとか、美貌に恵まれることが多いです。
金星は美貌を象徴するのですが、異性を象徴する火星と組んだソフトアスペクトを持っている場合は異性にモテモテになり、常に異性が周囲にいる状況で、恋愛に悩んだことがなくなるようです。
水星がいい状態だと先天的頭の良さで勉強しなくても勉強が出来た、月がいい状態だと、母親から様々な恩恵を受けられます。
火星がいいとスポーツでスター選手になり、ちやほやされます。
太陽がいいと目標を持ちやすく、割とぶれないので周囲の支援を受けやすいです。
とはいえ、それだけに苦難を受けにくく、大人になりにくいところがあり、大人なら当然知っていたり出来て当たり前でしょ、的なことができなかったりします。
これでトランスサタニアンがハードばかりだと、実に大人げない大人になってしまい、世の中に迷惑をかけるような大人になってしまいます。
いつまでも過去の栄光を持ち出して、いつまでも女王様気分の上から目線で男を手玉に取っているかのような言動のくせに、仕事が嫌いで、化粧が濃いオバサンなどはこういうホロなんです。
逆に個人天体がハードばかりでもトランスサタニアンがいいと、大人らしい落ち着きとか、包容力が生まれ、晩年穏やかでいられます。
せっかくのソフトアスペクトが年齢が高くなると、ほとんど人生の勝負に使えなくなるので、晩年運が下がる状態になるわけです。
体力があるうちはハードアスペクトも気合で乗り越えられますが、体力が落ちてくる晩年になると、「くやしさをバネに」なんていう無理が効かないし、若い頃に訓練されていないとちょっとの辛さも乗り越えることが出来ず、若かりし頃の武器で戦おうにも、どれも使い物にならなくなっていることがほとんどでしょう。
金星→美貌の衰え
火星→体力の衰え
水星→時代の変化についていけない
月→母親の衰え
太陽→父親の衰え
逆にトランスサタニアン(外惑星)は高い年齢層の人に求められることを象徴しています。
木星→包容力
土星→忍耐力
天王星→世の中を再構築する
海王星→予測のつかない世界
冥王星→死
人生が長くなった現代では、個人天体が恵まれていると言うのは、あまり幸せな要素ではない気がします。